新築を建てるときやテレビの買い替えのタイミングで、「壁掛けにしようか…」「置き型にしようか…」という問題がでてきますよね。
そこで今回は、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。
どちらが良いとは一概には言えませんので、この記事を読んで、自分に合うタイプを見極めていただければと思います。
メリット・デメリット
メリット
デメリット
壁掛けテレビ
メリット
やはり、「見た目がスッキリする」という点で壁掛けテレビを希望される方が多いと思います。通常であれば、テレビとテレビボード(テレビ台)はセットの認識でがすが、壁掛けにすることでテレビボードが必ずしも必要では無くなります。そのため、テレビボードを排除するといった選択肢を選べるようになるのです。
また、壁掛けテレビってカッコイイですよね。(^^♪
壁掛けはその名の通り壁にかかっているので、今までのようなテレビの足まわりの入り組んだ部分を掃除する手間が無くなります。また、テレビボードを置かないとなれば、テレビボードの下や棚に溜まるホコリ等の掃除も不要になります。
テレビをテレビボードに乗せていると、それだけでテレビの圧迫感がありますよね。ですが、壁掛けにすることで、まるでテレビが宙に浮いているかのように見えて、それがテレビの圧迫感を排除してくれるのです。
火災保険の種類にもよりますが、火災保険にはその対象が、「家屋(かおく)」と「家財(かざい)」に分かれているものがあります。「家屋」と「家財」の判別方法は、加入する火災保険会社によってまちまちですが、目安として「固定されている」「固定されていない」で判別することができます。「固定されている」「固定されていない」で判別した場合に、壁掛けテレビは「固定されている」に該当するので、「家屋」という扱いになります。
なぜ、「家屋」「家財」で分けて話しているかというと、加入する火災保険会社によっては、「家屋」と「家財」でそれぞれ別で加入が必要となる場合があるからです。そして、先ほど話した通り、壁掛けテレビが「家屋」に含まれるならば、「火災保険は「家屋」にしか加入していなかった…( ;∀;)」となっても、テレビの保険金は支払われます。
※あくまで目安ですので、詳細はご加入の火災保険会社にお問い合わせください。
デメリット
壁掛けテレビは、壁に掛けるための金具の設置が必要になります。そのため、工事費用が必要となるのです。
自分で設置工事をする場合は、工事費用は不要になります。私自身、知り合いの工事を手伝ったことがあるのですが、水平を出したり、金具を手で押さえながら電動ドライバーで壁に固定したりと、大変でした。(・・;)ですが、自分でもできなくはないので、自信のある方は自分で工事してみてはいかがでしょうか。
また、設置時の費用と重なる部分ではありますが、壁掛けテレビはどこの壁でも設置できるわけではないのです。そのため、既に建っている戸建てやマンションでは、柱の位置の確認が必要です。これから新築を建てる場合は、壁を下地板などで補強する必要があります。
壁に穴を空けたりせずに壁掛けテレビを実現させている方々もいますので、参考にしてみてください。
DIYで壁掛けテレビボード作りました!めっちゃカッコイイ仕上がりになって満足です👍#ラブリコ pic.twitter.com/NUBAseugvo
— るりぼし (@lapis_star3939) November 12, 2022
テレビ壁掛けにしよ思って骨組みだけ作ったけど
— 空ト海ノ色 (@aoiro3266) November 6, 2022
fix窓眩しすぎてワロタ pic.twitter.com/pYh7QuevZW
テレビに接続する機器の設置場所や接続用の配線経路をあらかじめ検討しておく必要がある
壁掛けテレビで一般的に導入されるのが、壁内配線です。これからお家を建てるという方で壁掛けテレビを選ぶ方は、壁掛けテレビでスッキリとした見た目になるので、配線もスッキリさせたいと考える方がほとんどかと思います。ですので、一般的に、壁掛けテレビと壁内配線はセットで考えましょう。
後から壁掛けテレビにする場合、すでにある壁の中に配線を通すのは難しいです。ですが、対応している業者もありますので、「どうしても今から壁内配線にしたい」と思われる方は、調べてみてください。
壁内配線を考える上で大変なのが、「どのケーブルを壁内配線にしようか…」という点です。テレビ関連のケーブルをリストアップしてみましたので、ご確認ください。
最低限必要
- 電源コンセント
+αで必要
この中で、どのケーブルを何本通すのか、決めなければなりません。
壁内配線を通す時のケーブルの種類・本数の決め方を説明しているページを載せましたので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
模様替えが難しいと言いましたが、難しいポイントがいくつかありますので、説明していきます。
難しいポイント
想像していただくと分かると思いますが、「テレビを移動したい!」と思った時に、テレビを金具からおろして、金具を移動させて、テレビを設置するという流れになります。そうすると、大きなテレビほど、大変な作業となります。また、壁にねじで固定しているため、ネジ穴や金具の傷跡・色褪せなどが残ってしまいます。
壁内配線は、テレビでコンセント等を隠しているわけですから、移動すると、不自然な場所にコンセントが丸出しになってしまいます。また、いたるところにアンテナケーブルがあるわけではないので、壁掛けテレビ用の高い位置にあるアンテナケーブルから延長コードで伸ばそうとした場合に、せっかくのスマートな壁掛けテレビが、残念な見た目になってしまいます。
3. テレビ交換の際に、今の金具に合うか確認しなければならない
今では、多くのメーカーからテレビが販売させていますが、テレビによって金具の要件はまちまちです。金具を決めるときは、今つけようとしているテレビに合わせて選ぶので、数年後にどのテレビを購入するかなんて分かりませんよね。そうすると、テレビを買い替える際に、「今の金具で問題無いの?」「スペーサーをかませたら取り付けられそう?」など、今までのテレビ買い替えでは必要の無かった心配事が増えてしまいます。
置き型テレビ
メリット
壁掛けテレビのデメリットで挙がった模様替えについてですが、置き型であれば「テレビボードに乗せているだけ」「配線を壁に通しているわけではない」など制約が少ないので、模様替えがしやすいです。
壁掛けテレビでは、テレビとは別に金具の買い替えが必要だったり、追加工事が必要だったりと、余分に費用がかかる場合があります。ですが、置き型テレビの場合は、テレビボードにおさまるサイズであれば、追加で費用がかかることはほぼありません。
壁掛けテレビの場合は、新たにUSBケーブルを1本通す必要があると言った場合に、壁内配線であれば、壁を通すか、USBケーブルだけ外を通すなどの検討が必要です。しかし、置き型テレビであれば、何本追加されようが、「壁の中を通さなきゃ」などを考える必要はありません。
また、なかなか無いですが、ケーブルが断線したとしても、置き型テレビであれば、見えているケーブルを交換するだけで対応できます。
こちらも、壁掛けテレビでは考えなければいけない「柱の位置」「壁の強度」を考えずに好きなテレビを好きな場所に設置できます。
デメリット
みなさんも実感していると思いますが、テレビボードの上というのはテレビの脚やケーブルがあるため、なかなか掃除がしづらく、ホコリが溜まりやすいです。反面、壁掛けテレビであれば、テレビの脚もケーブルも無いので、掃除がしやすいです。
壁掛けテレビであれば、配線を壁に通してスッキリさせるというのが一般的ですが、置き型テレビでは、上手くまとめてあげないと、配線がゴチャゴチャしてしまいます。置き型テレビでも壁内配線をしてはいけないというルールは無いので、テレビボードの裏とテレビの裏で壁内配線してあげれば、配線はスッキリさせることができます。
地震で転倒する恐れがある
壁掛けテレビであれば、壁に固定されているため、よほどのことが無い限りは壁から脱落するといったことは起こりません。しかし、置き型テレビは文字通りテレビボードの上に置いているだけなので、大きな地震があれば、倒れて画面が破損してしまう恐れがあります。
転倒防止用のこのような商品がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
みんなの声
壁掛けテレビ派
めっちゃ広く感じる…!壁掛けテレビめっちゃええやんけ! pic.twitter.com/6tTf9IIknk
— 夏野菜3y♂ (@kyuurigasukida) August 12, 2022
念願の!!壁掛けテレビにしましたー‼︎
— おなみ@暮らしを整える (@Onami1988) August 14, 2022
「一回壁掛けにしたらもう戻れないです」って言ってた意味がわかりました。
めっちゃスッキリ😍
お菓子食べながら映画タイムします🥰🍿 pic.twitter.com/0he13BzpEQ
置き型テレビ派
うち、置き型のテレビを使ってるんですか、子どもがめっちゃB-CASカード抜くんですよー😭
— かなぴ@理系男子のきこりんハウス (@Kanapi_House) June 8, 2021
新居ではB-CASカード対策のためだけに壁掛け型にしようかとも思ったり…
でも結局、模様替えに対応できるように置き型にすることにしました💡#家系ブログを盛り上げる会 #住友林業#注文住宅 pic.twitter.com/Smkurju7mL
あとがき
いかがでしたでしょうか。それぞれにメリット・デメリットがありますので、よく比較・検討して、できるだけ後悔の無いテレビ選びをしましょう。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。