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電子レンジの近くにいるとWi-Fiが繋がらないんだけど…(´;ω;`) 対処法は?

 

新たにWi-Fiを設置したり、電子レンジを買い替えたりした際に、Wi-FiYouTubeがぜんぜん読み込まれなくなったり、Twitterがぜんぜん読み込まれなくなったりしたことはありませんか?

つい先日私も同じ経験をしました。
引越しに伴いドコモ光も合わせてお引越ししたのですが、新居の開通工事日の連絡が待てども待てども来ず、、、。こちらから連絡したところ、「もう住所変更の手続きは完了していますよ~」とのこと。
完了してるなら連絡せい!! とは言いませんでしたが…。

少し脱線しましたが、この光工事を同じ日にできませんでしたので、開通工事までの繋ぎとしてモバイル型Wi-Fiをレンタルしたところ、そのWi-Fiと使用しているオーブンレンジの相性が悪かったのです。

今回はそんな不具合がなぜ起こるのか、そうなった時にどうすればいいのかをご説明していきます。

 

電子レンジとWi-Fiの電波は干渉する場合がある

実は、電子レンジとWi-Fiは使用している周波数帯が一部干渉しているのです。

電子レンジはおよそ2.45GHzの周波数の電波を発しているのに対し、Wi-Fiは2.4~2.497GHz帯の周波数の電波を発しています。つまり、同じ周波数の電波を使用しているために、Wi-Fiの繋がりが悪くなってしまっているのです。

周波数と波長についてはこちらで説明していますので、合わせてご覧ください。

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なぜ同じ周波数帯の電波を使用してしまったの?

これを聞くと、「干渉しない周波数帯の電波を使えばいいじゃん」と思いますよね。では、なぜこんな不便なことになってしまったのでしょうか?

これは、電波の周波数帯の区分け整備がされる前に、どんどん新しい技術が生み出されてしまったせいで、みんながみんな好き勝手に周波数を使い始めてしまったからなのです。ですので、現在は一生懸命整備をしていますが、時すでにお寿司、、、ある程度まとまってはいるものの、ゴチャゴチャになってしまっています。

 

電子レンジに影響は無いの?

先ほどの説明で、電波が干渉してしまいWi-Fiの接続状況が悪くなることはご理解いただけたかと思います。では、電子レンジに影響は無いのでしょうか?

実は、電子レンジにはまったく影響ありません。なぜかと言うと、Wi-Fiは電波を受信するのに影響が出るのに対し、電子レンジは電波を発しているだけなので、何ら問題は無いのです。ちなみに、Wi-Fiの発信機も問題は無いため、電子レンジから離れた場所では、問題無く使えます。電波が発せられた後で電波が干渉しますので、悪影響が出るのは、スマホなどの受信機側となります。

 

対処法

では、電子レンジのせいでWi-Fiが繋がらなくなってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?4つご紹介しますので、それぞれ合った方法で対処してください。

 

電子レンジを使用している時はWi-Fiを使わない

最も分かりやすい対処法は、電子レンジを使用している時は、Wi-Fiを利用しないことです。「Wi-Fiを何としても利用したい」「Wi-Fiに繋がないと携帯料金が…」という方にとっては使えない方法ですが、「設定を変えるのとか良く分からない」という方にとっては、少し待てばよいので、手っ取り早い方法です。

 

電子レンジから離れた場所でWi-Fiを利用する

2つ目は、電子レンジから離れた場所でWi-Fiを利用するです。こちらも上と似たような方法ですが、手っ取り早く解決できます。(解決したと言ってよいのか分かりませんが…。)電波が乱れるのは電子レンジの近くのみですので、少し場所を変えれば通信できるようになります。

 

Wi-Fiの周波数帯を変更する

どういうことかというと、Wi-Fiルーター(無線LANルーター)の周波数帯には、「2.4GHz帯」「5GHz帯」「6GHz帯」の3種類あります。電子レンジは2.45GHzのため、2.4GHz帯のWi-Fiの相性が悪いです。そのため、5GHz帯や6GHz帯に変更することで、電子レンジの影響を受けずに通信できます。

どこを見れば分かるかというと、Wi-Fiルーター本体の側面に「SSID(ネットワーク名)」記載されたシールがあるのですが、このSSID(ネットワーク名)に何GHzか書いてあります。

Wi-Fiの周波数帯の変更の仕方ですが、該当する周波数のSSIDWi-Fiを接続し直すだけです。基本的にパスワードは共用ですので、5GHz帯のSSIDを選択して、同じパスワードを入力するだけです。

基本的にどの周波数帯を使っても大きくは違わないので、どれを使用しても良いのですが、今回の通信障害のように、相性が悪かったりします。それぞれ下記のようなメリット・デメリットがあります。

周波数帯 2.4GHz帯 5GHz帯 6GHz帯
無線規格 11ax/11n/11g/11b 11ax/11n/11g/11b 11ax
メリット 電波が遠くまで届く 他の電波との干渉が少ない 干渉が少なく
高速通信が可能
デメリット 電波干渉しやすい 障害物に弱く
電波が遠くまで届きにくい
障害物に弱く
電波が遠くまで届きにくい

1点注意が必要です。なぜ周波数帯が分かれているかというと、今回のような電子レンジとの干渉もあるのですが、大きな理由は、通信速度を保つためです。

例えば、1つの周波数帯で3機器ぶんのデータしか送受信できないとします。それなのに、5GHz帯に5つの機器を接続して同時に通信した場合、通信速度が悪くなります。そのため、2.4GHz帯と5GHz帯に分散させて使用することをおすすめします。電子レンジ付近で使用するスマホ等の機器は5GHz帯に、電子レンジから離れたところで使用するPC等の機器は2.4GHz帯に接続設定しましょう。

参考までに私が使用している無線LANルーターのリンクを貼りますので、どれを買おうか迷われている方は、こちらを購入すればだいたいは問題無いと思います。これは、2.4GHz帯と5GHz帯の両方の電波を飛ばしているので、繋げるSSIDを変更するだけで自由に使い分けできます。

NEC 無線LAN WiFi ルーター Wi-Fi5 (11ac) / WG2600HS Atermシリーズ 4ストリーム (5GHz帯 / 2.4GHz帯) PA-WG2600HS

 

無線ではなく有線にする

最もネット通信が安定する方法は、スマホiPhoneを有線LAN接続するというやり方です。専用のアダプタを使用することで、有線接続することができます。電子レンジとの干渉だけでなく、純粋に通信を安定させたい時などに使用するのも良いですね。

ただし、このデメリットは、LANケーブルの届く範囲でしか使えないということです。参考までにスマホiPhoneを有線LAN接続するためのアダプタのリンクを載せますので、ご興味のある方はぜひ見てみてください。

タイプc 有線LAN 変換 2in1 アダプタ 急速充電USB-C 100Mbps高速通信

 

iPhone Lightning 有線LAN 変換 3in1 ネットワークアダプタ iPhone13/12/12 Pro/11/11 Pro/11 Pro Max/X/XR/XS/XS/SE/8/8plus

 

あとがき

いかがでしたでしょうか。YouTubeを観ていたら急に動画が停まって読み込まなくなると、イライラしますよね…。しかもその原因が分からないと余計に腹が立ってきます。

今回の内容は、ごくごくたまに日常で起きることですので、頭の片隅にでも置いておいて、すぐに思い出せるようにしておきましょう。

最後までご覧くださいましてありがとうございました。