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スタッドレスタイヤの必要性【タイヤ交換】

「今年は雪降るかな?」「スタッドレスタイヤは無くてもいいかな?」と悩んでいる方はいませんか?そんな方へ向けて、スタッドレスタイヤは必要かどうかについてお話したいと思います。

ぜひ参考にしてみてください。

 

 

スタッドレスタイヤとは?

スタッドレスタイヤとは、自動車が積雪路や凍結路を走行するための、スノータイヤの1つです。積雪路や凍結路の摩擦係数が低い路面で、ノーマルタイヤよりも滑りにくいように工夫がなされています。世間的には、「スタッドレス」と略して呼ばれることが多いです。また、ノーマルタイヤを「夏タイヤ」、スタッドレスタイヤを「冬タイヤ」と呼んだりします。

スノータイヤの1つに、スパイクタイヤというものがあります。こちらは、タイヤにピンが付いており、積雪路や凍結路を刺しながら走っています。スタッドレスタイヤは、スパイク(スタッド)が無い(レス)タイヤということで、スタッドレスタイヤという名前が付いたのです。ちなみに、公道でのスパイクタイヤは禁止されていますので、注意しましょう。

 

なぜ氷の上は滑りやすいの?

今まで、氷が滑りやすいのは、氷の表面に水膜があるからと言われていましたしかし、近年の研究結果から、氷の滑りやすさを決める初期要因は、氷分子の振動幅に関係していることが分かったのです

人の体重では、マイナス7℃が最もよく滑り、さらに冷たくなることで、滑りが悪くなっていきます。

参考:Friction on Ice: How Temperature, Pressure, and Speed Control the Slipperiness of Ice|American Physical Society

 

氷の表面の水膜が滑る要因というのは、的外れというわけではありません。主要因ではなく、副要因なのです。つまりは、氷分子の振動幅が滑りを引き起こし、その氷の表面に水膜ができることで、さらに滑りやすくなるというわけです。

 

スタッドレスタイヤはなぜ氷の上で滑りにくいの?

滑りにくい特徴

・タイヤが柔らかい
・低温でも柔らかい
・細かい溝がたくさんある
・溝が深い

 

タイヤが柔らかくして地面との密着性を高めることでグリップ力を上げており、溝が深く数も多いことで水はけを良くしているのです。グリップ力が上がれば、スリップしづらくなりますし、水はけが良くなれば、先ほど説明した凍結路の表面の水膜を逃がしてあげることができるのです。

 

スタッドレスタイヤは雨でも効果があるの?

スタッドレスタイヤは雨でも大丈夫と思っている方も多いかもしれませんが、実は、スタッドレスタイヤは、雨に対して弱いのです

積雪路や凍結路の表面は水が少ないためにスタッドレスタイヤでも効果が発揮されるのですが、雨は水の量が多すぎるため、スタッドレスタイヤでは対応しきれません。また、タイヤのゴムが柔らかいことは、水を弾き飛ばすことにおいては不向きです。そのため、スタッドレスタイヤノーマルタイヤに比べ、ハイドロプレーニング現象を起こしやすいのです。

ハイドロプレーニング現象とは、タイヤが水を弾ききれなくなり、水の上を滑るような状態になり、ブレーキやハンドル操作が効かなくなる現象のことです。こうなってしまったら、もうほぼ確実に衝突事後を起こしてしまいます。

ハイドロプレーニング現象が起きる原因の1つに、スピードの出し過ぎがあります。そのため、スタッドレスタイヤを履いている時は特にスピードの出し過ぎには注意しましょう

 

雪道での立ち往生の多くはノーマルタイヤ

なぜ世間一般で雪道はスタッドレスタイヤがマストと考えられているかというと、それは、スタッドレスタイヤが雪道に対して明確に効果があるからです。

12月になると、毎年のように雪道での立ち往生が報道されています。これらの原因の多くは、ノーマルタイヤのまま雪道を走ったためです。

2022年12月19日のことです。新潟県柏崎市国道8号線)にて、大雪の影響により、800台以上の車が立ち往生する事態となりました。この立ち往生の原因は、事故ではなく、ノーマルタイヤがスタックしたことによるものなのです。

 

雪の中をノーマルタイヤで走ると違反になる?

実は、雪道をノーマルタイヤで走行すると、道路交通法違反になる場合もあるのです都道府県によっても異なるのですが、道路交通法にて、積雪・凍結路での「防滑措置の義務(スタッドレスタイヤの装着など)」が規定されています違反をした場合、大型は7,000円、普通車・自動二輪車は6,000円、原付は5,000円の反則金が適用されます。出かける際には、その都道府県の規定を確認しておくとよいでしょう。

スタッドレスタイヤに履き替える前に雪が降ってしまった場合は、車に乗るのはあきらめましょう。レンタカーを使うという手段もありますが、レンタカー屋さんにあるすべての車をスタッドレスに変えているわけではありませんので、直前の予約の場合は、スタッドレスの車が無い可能性が高いです。ですので、早め早めのタイヤ交換を心がけましょう。

 

タイヤ交換の方法をいくつか紹介

タイヤ交換をする方法は主に下記のようなものがあります。

タイヤ交換の方法

・自分で交換する
・タイヤ専門店に依頼
・ガソリンスタンドに依頼
・ディーラーに依頼
・友人に依頼
 etc...

 

自分でタイヤ交換をする方法をこちらで紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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あとがき

いかがでしたでしょうか。

スタッドレスタイヤはいわば保険みたいなもので、活用するタイミングが来るか分からないけど、いざ雪が降った時のために準備しておくものです。最悪の場合、衝突事故のみならず、人身事故にも繋がります。

スタッドレスタイヤの購入やタイヤ交換にかかる費用は安いものではありませんが、方法次第ではできるだけ安く抑えることも可能です。今までスタッドレスタイヤの購入を避けていた方も、ぜひこの機会に検討し直してみてください。

 

最後までご覧くださいましてありがとうございました。