※本ページはプロモーションが含まれています。

車に乗っている時に雷が直撃したらどうなる?

夏はゲリラ豪雨がよく起こりますよね。そして、雷を伴うゲリラ豪雨もよく発生します。

では、もし車に乗っている時に雷が直撃したら、乗っている人はどうなってしまうのでしょうか?また、車へのダメージはあるのでしょうか?

 

日本の雷日数

日本では、どこの都道府県でたくさんの雷が発生しているのでしょうか?こちらのイラストをご覧ください。

実は、金沢が最も多く雷が発生しています。

出典:雷の観測と統計|気象庁

 

次に、雷と言えば、夏によく起きていると多くの方が思っているのではないでしょうか。実は、日本海側か太平洋側かで、まったく異なるのです。

こちらは、宇都宮と金沢の月別の雷日数です。宇都宮は太平洋側にあり、7,8月が雷のピークです。それに対し、日本海側にある金沢は、12,1月が雷のピークです。

出典:雷の観測と統計|気象庁

 

車に乗っている時に雷が直撃したら

乗っている人はどうなる?

車は、いわば金属の箱です。雷は電気であり、電気は流れやすい方へと流れて行く性質があります。人体は約5,000Ωほどの抵抗がありますので、それ以上に抵抗が低いものがあれば、そちらへと流れていきます。

つまり、車に落雷したとしてもボディーを通って地面へと流れる回路の方が、雷は流れやすいのです。したがって、ほとんどの場合、人体は雷の通り道にはなりません

ただし、車内の全てが樹脂などで覆われているわけではありません。金属部分が露出している箇所もあります。そういった部分に触れている状態で雷が直撃すると、人体へ流れ込むための抵抗が低くなるため、雷の一部が人体へ流れ込んでくる可能性があります。ですので、金属部分には触れないようにしましょう。

また、落雷しても問題無いからと言って普通に走行していると、雨や雷の光で視界が悪化したり、雷の音や光で運転操作を誤ったり、ハイドロプレーニング現象が発生したりと危険な事だらけです。ある程度雨が落ち着くまでは外出を控えるか、出先であればコンビニ等で雨が弱まるのを待ちましょう。

こちらで感電に関する内容をまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。

 おすすめ記事 

 

車はどうなる?

では、車に落雷した場合、車体に影響はあるのでしょうか?
単刀直入に言うと、影響が出る可能性が高いです。

電気が流れる電気ケーブルと言うのは、その断面積によって流せる電気の量と言うのが決まっています。雷が落ちると、想像できないほどハイパワーな電気が流れるわけですから、例えば、家庭用の電源コードに雷が流れた場合、一瞬で焼き切れます。

車のボディーはある程度の厚みがありますので、ボディーに穴が開くまではいかなくとも、衝撃でガラスが割れたり、塗装が剥げたり、タイヤが焼けたり、電装品が故障したりと、無事で済む可能性は低いです

雷による破損が加入している任意保険で直せるかどうか、今一度確認しておきましょう。また、任意保険に加入していないという方は、必ず加入しましょう。自分が不利益を被るだけならまだしも、他人の人生を狂わせてしまう加害者となる可能性もあります。

 

 

車への落雷を避けるために

では、雷が鳴り始めたらどこに避難すればよいのでしょうか?

もし落雷の可能性がある場合には、車庫や避雷針のある建物のそばに駐車すると良いでしょう。ただ、実際のところ、車に雷が直撃することは稀ですので、それほど心配しなくても大丈夫です。

 

あとがき

いかがでしょうか。
人体に影響はなくとも、愛車が廃車になってしまっては、心にポッカリと大きな穴が空いてしまいますね…。雷やゲリラ豪雨に限らず、雪や雹(ひょう)天気の悪い日は十分に気を付けて運転しましょう。

最後までご覧くださいましてありがとうございました。