私たちが毎日当たり前のように使っている電気はどこからどんな道のりで送られてきているのでしょうか?今回は電気の流れを分かりやすく説明していきます。
発電所から家庭のコンセントまでの電気の流れ
火力発電・原子力発電・水力発電・太陽光発電・風力発電などの各発電施設でつくられた電気は、まず非常に高い電圧に変換(27万5000~50万V)してから送電線に送られ、超高圧変電所に入ります。(発電所のすぐそばには、送電線の起点として1号鉄塔と呼ばれる大きな鉄塔が建っています。)超高圧変電所では、発電所から送られてきた27万5000~50万Vの電気を15万4000Vに変換してから送電線に送られ、一次変電所に入ります。一次変電所では、超高圧変電所から送られてきた15万4000Vの電気を6万6000Vに変換してから送電線に送られ、配電用変電所に入ります。それとは別に、6万6000~15万4000Vの電気を大規模工場や鉄道変電所に配電しています。(鉄道変電所に入った電気は、さらに電圧を下げたうえで電車や新幹線に使われています。ちなみに新幹線は2万5000Vを使用しています。)配電用変電所では、一次変電所から送られてきた6万6000Vの電気を6600Vに変換してから送電線に送られます。(一般的に身の周りでよく見る電線には6600Vの電気が流れています。)そして、送電された6600Vの電気は、柱上変圧器で100V/200Vに変換されて、各家庭や小規模工場や商店に配電されます。それとは別に、6600Vの電気を中規模工場やビル・デパートの大型施設へ配電しています。
文字では非常に分かりにくいので、イラストにしました。
雷ってなんボルト?
雷は数千~1億ボルトなので、家庭で使われている電気と比べると恐ろしいほど強い電気が流れていることが分かりますね。1億ボルトとか言われても想像つきませんよね(^^;)。分かりやすくすると、一般家庭の約50日分の電力がまかなえます。( ゚Д゚)
雷を蓄電できるようになったらエコですね!
あとがき
いかがでしたでしょうか。家庭に電気が届くまでにいろいろな道のりを経てきていることが分かりましたでしょうか。
今後もたくさんの雑学や豆知識を紹介していきますので、ぜひブックマーク等に保存していただけると幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。